きび

きび
I
きび【吉備】
備前・備中・備後・美作(ミマサカ)地方の古名。
II
きび【吉備】
姓氏の一。
III
きび【機微】
表面からは知りにくい微妙な心の動きや物事の趣。

「人情の~に触れる」「人生の~」

~をうが・つ
微妙な心理や趣を巧みに言い表す。
IV
きび【気味】
〔「きみ」の転か〕
心持ち。 気持ち。

「いい~だ」「~の悪い奴/真景累ヶ淵(円朝)」

V
きび【羈縻】
〔「羈」は馬のおもがい, 「縻」は牛の鼻づな〕
(1)つなぎとめること。 また, そのもの。 束縛。

「圧制~する所の本国/民約論(徳)」

(2)中国の歴代王朝が異民族を支配する際に採用した一方法。 武力を用いずに有力者を懐柔し, 自治を許し, 間接に統治した。 羈縻政策。
VI
きび【驥尾】
〔「驥」は一日に千里を走るという駿馬(シユンメ)〕
駿馬の尾。 駿馬の後ろ。 また, すぐれた人の後ろ。
~に=付(フ)・す(=付(ツ)・く)
〔史記(伯夷伝)〕
すぐれた人に従えば立派なことを成しえる。 また, 先達の業を見習って事をする。 多く自分の行為を謙遜していう語。
VII
きび【黍・稷】
イネ科の一年草。 弥生時代に中国から伝来した穀物。 茎は高さ1メートル内外。 葉は長く広線形。 夏から秋にかけ, 茎頂に長さ20センチメートルの花穂を出し, 小穂を多数つけて垂れ下がる。 穎果(エイカ)はアワより少し大きく, 糯(モチ)と粳(ウルチ)の二種がある。 ﹝季﹞秋。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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